シリア・ヨルダン旅行記 14

<11日目>
ラタキアより

プライベートビーチ付きのホテル、でもなぜか良く見ると・・

ビーチにはデーツがいっぱい付いたナツメヤシが・・
黄色い実と赤い実がありました。
赤のほうが熟してるのかな。


海沿いに走っていくと何故かビニールハウスが沢山。

トラックの荷台にはオレンジ満載!

道端で売っているのもオレンジ。オレンジの産地なんでしょうか。

内陸と地中海を結ぶ道上にあるのがクラックデシュバリエ!
緑の大地に、白く輝くような要塞です。

1031年にアレッポ城主が作りましたが、1099年第一回十字軍遠征で落城>放棄>1110年最落城>1144年より聖ヨハネ騎士団に移譲
その後1273年にうっかり落城するまで十字軍が所有していました。
ご近所の騎士団の要塞とあわせて、このエリアでは重要な十字軍の拠点でした。

いかにも要塞!という通路の作りです。


馬用厩舎。天井には通気口、壁には馬を繋ぐ為の穴がありました。


要塞の内側。中庭があり更に建物。堀があった場所に立って撮影してます。


妙にこの城だけ綺麗だな、と思いませんか?
十字軍つながりでフランスが修復しているそうです。

屋上へ続く階段。見張り台へ行ってみましょう。

この城をラピュタのようだ、という人もいるそうですが、個人的には全然似て無いし
共通点も無いし???という感じでした。
高いところにある城なのでまるで城が飛んでいるよう・・という感じがするのかな・・?

最後は、ダマスカスのヒジャーズ駅。

メッカとダマスカスを繋いでいたヒジャーズ鉄道の駅です。
駅舎しかなく、完全に観光地です。

中はこんな感じです。本棚があるのは、今は本屋さん状態だから。とのこと。
木をふんだんに使った駅舎は、昔の日本の明治時代の建物に似た感じがします。

ダマスカス着で11日目は終了です。

シリア・ヨルダン旅行記 13

<10日目>

アレッポを出発してエブラ遺跡へ。
現在は畑として使われていて、「耕すと妙に土器の破片とか出てくるんだよねー」と思われていたこの場所。
正直に言うとなだらかな丘です。
紀元前3000年頃と紀元前1800-1600年頃に栄えた都市国家があったところ。

この文書庫という区画から沢山の楔形文字の粘土板が出ました。

土器ごろごろ。
今は発掘の時期ではないそうなので、発掘作業が行われてません。
なのにバケツに入れて放置してあるこのおおらかさ・・?


移動中の一家を追い越しながらサラディーン城に移動します。

アラブの英雄の城壁といわれ、10世紀~12世紀頃の特徴がある要塞です。
貯水槽がほぼ原型をとどめていたり、外から見える部分はかなり綺麗に残っていますが、

残念ながら殆どの場所は崩れ落ちたままです。

次に寄ったのはウガリット遺跡。

アルファベットの起源といわれるウガリット文字が発見されたウガリット遺跡・・なんですが
今はまだ殆ど修復されず、なだらかな丘の上に遺跡の石がごろごろと転がるだけです。
紀元前6000年には既に周囲に注目される場所になっていて、紀元前1200年頃に海の民の侵略を受け破壊されました。
海沿いでエジプトやキプロスとも交流があった国家でした。


唯一きちんと残っているのはこの門。宮殿の入り口です。
王様専用ゲートだそうですが、その割にはこじんまりとしているような・・・?
王様以外はこの近くにあった門から出入りしていたとか。

遺跡が17時に閉まっちゃうので駆け足で見学してラタキアへ移動、10日目終了です。

シリア・ヨルダン旅行記 12

<9日目>

パルミラを出発する朝。霧の海の向こうに見えるアラブ城。


霧の中高速道路を移動中に見た羊搭載のトラック。
もこもこで顔がどこにあるのやら・・


なんとも珍しい事故風景。
サンダル(靴)が積荷だったようです。

その前方に衝突したトラックも停止。片側がめくられてなくなっちゃってますね・・
幸い怪我をした人は居なさそうでした。


ハマに到着。
ハマの水車は世界最大。直径20mもあります。
動いてはいますが、それが特に仕事の役に立ってるという感じではなかったです。


お昼に行ったレストランの内装が素敵だった。
お偉い人のお屋敷だったのをレストランに改装したそうです。

アレッポに移動してまず見たのが国立博物館

中は撮影禁止だったので入り口の写真のみ。

城塞に移動中にシリアで良く見る屋台を2つ後紹介。

ゆでトウモロコシ屋
日本のトウモロコシと違って甘くないそうです。地元に人には人気。


ポップコーン屋。観光地限定だとおもう屋台。買ってる人居なかったなぁ・・


城塞が見えてきました。丘の上にある巨大な建物。


入り口が(現存している物は)1つ。


正面から見るとこんな感じ。
空が真っ黒ですが、突然暗くなって雨が降ったりやんだり、天気が急に変わる日でした。
カメラのせいではないですw

中はこんな感じ。入ってすぐの所は無骨で暗い、侵入者対策ーって感じの通路です。


逆に屋上はというと・・・

なんとも不思議な感じです。小劇場があったり家の跡があったり。
稼働中の立派なモスクもあります。
壊れた遺跡は殆ど修復されてません。この後城塞内部に入るとギャップにびっくりします。


じゃーん!なんとこんな綺麗なお部屋があの遺跡の下にあるのです・・
ギャップ激しすぎですよね。


城塞の次はバザールへ。
城塞の目の前です。


夜の別のバザールの姿。お店が見事に閉まってます。
どのバザールでもこんな感じです。
意外と1軒あたりの間口が狭いことが分かります。


アル・ハワウィア・メドレセ夜景。
ここのライトアップは綺麗で有名なようです。
わざと日没後に来るように予定組んでるみたいですね。