台湾に行ったら台風で帰国便が吹き飛んで出国キャンセルになった話

投稿日:2024年12月26日 | 最終更新日:2024年12月26日

2024年10月27日~31日の予定で台北に遊びに行っていました。
ところが帰国予定日の10月31日、台湾史上最強の台風21号が台東から台湾を横断し台湾の西側の海>そこから進路を北へ向けるように進んできました。
前日の夜の時点で次々と欠航になるJALとANA(とそのコードシェア)LCCも飛ばないとになり、
さぁ予約したエバー航空BR190便はどうなったかというと、なんと16:30出発予定を変えなかったため飛行場に行きました。
当時のログはこんな感じ。

■時系列
10月30日(本来の帰国前日)風・雨
20時30分 地元ニューステロップに明停班課 21県?といった文字が出る。
日本と気象に関する事の書き方が違うのでわかりにくいがかなり大きい台風であることが分かった。
カルフールに地元民が殺到している様子が移される。
TVで英語ニュースが見つけられなかったためよくわからず、夕方に偶然買った菓子パンが翌日の朝食になるんだな・・?という予感がした。
旅レジにも登録してあったが、明日は明停班課で台湾側の事務所のスタッフは出勤しませんと書かれていた。
全土が休みになるとかそういう書き方してほしかった。
ホテルに問題はなく就寝。
台湾気象庁の情報がいまいちわかりにくい。

10月31日
6時半 起床。朝食無しプランのため、偵察に台北の駅前地下道(ホテルはM6出口が最寄りのシーザーパークタイペイ)
に行く。
なんとスタバとセブンイレブンがやっていたのでコーヒーなどを買ってホテルへ戻る。
明停班課でも独自基準で開いている店があることを確認。
「スタッフが調理をほとんど行わない(焼くだけのみ、とか)or個人商店」は開店している模様。
ちなみにパン屋、タピオカ等のドリンク屋は全滅。(おそらく仕込みができないため)
桃園は全部出発キャンセル。着陸はしている模様(フライトレーダーで確認)
11:30 電車も地上を走る路線は強風のため止まっており、タクシーで空港へ。
台北駅付近から250台湾ドル程度なので高くはなかったが、4人分の荷物(バゲージ4個)を積めないため1台に2人が乗って分乗。
台北駅地下のタクシー乗り場にはひっきりなしにタクシーが来る。列はできるが乗車は早い。

12時頃 松山空港着 出国前にランチを食べる
14:00 チェックイン開始 チェックイン後すぐ出国
15:00 お菓子を配り始める 不穏な空気が流れる
16時ごろ チャイナエアラインがゴーアラののち着陸に成功
16:30 特にアナウンスなくディレイ表示のまま変更なし。
17時頃 我々の搭乗便より出発時間が後だったチャイナエアラインが定刻で出発。
  空港はBR190便の客のみになり、免税店の職員が暇そうにしている。
17:30 食事を配る旨の放送が入る。不穏な空気が流れるもみな食事クーポンを受け取り、となりの机から5種類選択制?となる。
この時の食事はたぶん制限エリア外の店が作ってくれていたようで一番売れていたのは牛肉麺だった(美味しかったそう)。
私はスタバにしましたがザラメ付きクロワッサンにパストラミビーフを挟んだもの+ヴェンティサイズコーヒー(ミルク無し)とチョコレートケーキ。
クロワッサンは斬新な味でした。
19:00 出発時刻をエバー航空が希望を込めて21:00にしたのを空港の出発情報を見て知る。外はかなり風が強い。雨も交じっている。
暗くなって外が見えなくなった。
20:20? 台湾語/英語で放送が入る。フライトキャンセルと言った気がしたため荷物を全部持ち形成途中の列に走る。
フライトキャンセルは確定であること、代わりの飛行機を案内すること(いつの便が取れるか、いつどうやって取るのか案内無し)
ホテルがある(多分)と言ったのでひたすら並ぶ。
台湾語アナウンスが先だったので、ブランド品のお店の店員が「きゃー!!やったー!!♡」という感じではしゃいで手を叩いていた。
確かに我々がいる間は帰れないのだから早く帰れて嬉しい・・よね・・w

空港内で買った免税品を返品するように案内が入る>免税品を持っていなければチケットの半券をもぎり、黄色い〇シールを貼られる>
20人程度の塊で移動する>入国審査へ>e-マシーン(出国が機械によるスタンプなし)、イーマシ-ン?(聞かれてる)イーマシーン!(答えてる)だった>入国管理官にパスポート預けて操作>再入国(出国取り消し)>
20人終わったら預けたバゲージの引き取り場所へ案内>チェックインカウンターに並び、
代替便を11/1出発の
1 07:20 エバー定期便
2 12:00 ANA臨時便(NH便名+D表記)
3 13:30 ANA定期便
4 15:00 ANA臨時便(NH便名+D表記)
4 16:30 エバー定期便
5 16:50 ANA定期便
というiPhoneの画面を見せられて(撮影させてもらって)作戦会議をしながら順番を待つ。
松山空港到着便0だったため、機体があるかわからないという事で朝は選ばず、本来の出発時刻と同じ4はもう席がないという事で選べず。
15時ANA臨時便を選択。(席選択はできないものの2列にまとめて突っ込んでくれた)
21:00 代替便チケット確保
    そのままあっちへ進めと言われたので行ったら観光バスに誘導。このままホテルに行ける模様(どこかわからない)
    4台くらい観光バスが居て、満タンになり次第空港を出発しホテルへ。
    なんと圓山飯店に着き、バゲージを受け取ってカウンターに並び窓無しの部屋を貰いました。(多分全員窓無しだったと思う)
    ホテル側も二人用の部屋のキーをすでに大量に作ってくれていて、パスポートを渡して人数は〇人ですといったらすぐキーを発行。(手際良かった)
22:00 部屋に入る
    朝ごはん付き、空港からホテルの送迎は朝のみ、空港に直行しない人は一番近い地下鉄の駅までシャトルバスが30分に1本程度出ているのでそこを起点にするかタクシーに乗るか。
    唯一の欠点はチェックアウトが10:30と早い事。

11月1日
08:50チェックアウト
     台風で帰国前の半日で行こうとしていた場所にそれぞれ行くため09:00のシャトルバスでMRTへ
     台北駅M6付近のコインロッカーでバゲージを預け自由行動。
12:00 再集合、コインロッカーからバゲージを出しMRTで空港へ
13:00 チェックイン
15:00 予定通り離陸~帰国へ

■結果:
日本語アナウンスはなかった(BR190はANAコードシェアだけど放送は台湾語・英語のみ)
恐らくこのせいで台湾語が分かるor英語のヒアリングがほんの少しでもできる人以外の初動が遅くなった
(日本語onlyの人、よくわからないけど列に並ぼうか・・でかなり列ができてから並んでました)

■感想:
台湾現地のTV報道では台湾語に堪能でないと「明停班課」になるのか、ならないのか、事前に分かりにくい。
カルフールで買いだめする人の映像が流れてきて、あ・・これはまずいな、と思いました。ただこの時点で20:30でコンビニくらいしか開いていなかった。
そこからはずっと飛行機が飛び立つまで航空会社と松山空港のwebをひたすらリロードしてました。
ちなみに松山空港の出発便一覧が一番情報早かったです。
英語放送で台風報道はないわけじゃないけどずっとやってるわけではなく気象コーナー?があったのみだった。
日本にいる人から「過去一でかい台風行ってるらしいけど平気?」といわれて気が付きました。
取るべき行動はいくつかあります。
・帰国便が飛ぶかわからない人 延泊を考えて1日分の洋服を洗濯する事。欠航でない限り空港にはいく。
・列車移動日の人 これは私が体感しなかったのでわかりませんが、気象が原因の際振替が可能なのか早く確認した方が良いです。
現地アクティビティ予約がある人は台風によるキャンセル(または延期が可能か?)と伝えないとだめです。
・帰国日でも飛行機移動日でもない人 「明停班課」なら何もできません。
部屋でゴロゴロしつつその日の食事をどうするか考えてください。大きいホテルでも予約をするなどするといいかも。
近くの店が開いているのか・何時まで開いているのかは要チェック。
台湾は出勤者向けの朝・昼までor夕方~夜のどちらかで営業する個人商店があり、おそらく台風接近時は夜営業はたぶんしない。

JALとANAは前日に飛行をやめると言ったため、おそらくホテル延泊は客が自力で行ったと思います。
フルサービスキャリアならその会社のweb(か翌日の朝空港に行ってカウンターでチケット取ってもらう)から代替チケットを取り直しだと思います。
LCCは席少ないから翌日にはとれなさそう・・LCCの人はどうしたんでしょう。LCCはキャンセルになったら返金で終わりかな?

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