モロッコのぶどうがおいしかった話。

投稿日:2006年5月18日 | 最終更新日:2006年5月18日

去年の8月、モロッコに行って食事部門で一番感動したのがぶどう
緑色の皮をしたぶどうが、本当においしくて・・・
そのぶどうは道端のテントのような店から買いました
というか貰いました
ガイドのカラティが露店を指差しながら、「モロッコのぶどうおいしいよ!最高!!」
なんていうものだから、点々と道沿いに有る白い布を張った露店の1つの近くに車を止め
ブドウを買ってきてもらうことに
でも1キロとかいらないからね!一房とかでいいよ!と念を押しときました
車に戻ってくるカラティ
ぶどうを受け取って、持ってたミネラルウォーターを掛けて洗ってからハンカチの上へ
カサブランカに帰る途中だったので、また車が動き出した
手には一房のぶどう
「いくらだった?払うよ?」
「ううん。貰ったから」
・・・・え?とか聞き返すと
「店番のおじさんが、一房なんていつも味見する奴に上げちゃうから、
 一房しかいらないなら持ってけ!金はいらん!って言ってくれたの」
(※果物は味見してから買うのがよくあることだから)
布のテントの下に山と置かれたぶどうは、味が濃くておいしかった。
そんなわけで、モロッコのぶどうがおいしかった話。
モロッコに行っておいしかったのは、タジン(土鍋による蒸し焼き系料理)と
このぶどうでした。
甘くて、実がぷりぷりしてて。
昔ドイツに居たころ、テンゲルマンにモロッコ産ぶどうが並んでいたような気がしました。
日本では食べる機会がないかもしれませんが、モロッコのぶどうを食べる機械があったら是非。
モロッコに限らず、野菜や果物を1回に何キロも買うような国では
味見してから買うというのは結構普通です。
それにしても、1房分けてくれた店番のおじちゃんはいい人だったんだと思います。
別に貰ったぶどうはどこも痛んでなかったし。
喜捨の考えにならったのか、おじさんが単にイイヒトだったのか分かりませんが
ぶどうを見ると、露店で買ったあのぶどうを思い出します。

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